平均値のトリック
こんばんはー
今日は平均値というものについて勉強してみました。
テストの点数だったり、今の年収を平均値と比べたりしてませんか??
誰しもどこかで自分と平均値を比べて安心したり不安になった経験があると思います。
データの平均値を調べることは統計学の第一歩とも考えられます。
平均値はすべての値をデータの個数で除した数なので、中くらいの値というイメージがありませんか??
しっかり知識をつければ本質も見定める力が身について、データに騙されなくなるかもしれませんね。
まず平均値は極端な値に左右されやすいという事を知っておきましょう
例として1万、2万、3万円を持ってる人が居た場合、3人の平均値は2万円です。
ここに10万円を持っている人が入ると平均値は4万円になり、4人のうち3人が平均値を下回ります。
この典型的なパターンが貯蓄額や年収の平均値です。
以下のグラフを参考にしてみましょう
日本の平均貯蓄額は1752万円(2018年)です。(総務省:家計調査報告(貯蓄・負債編)2019年より)
グラフでは1752万円が平均値ですがおよそ2/3もの世帯が平均値を下回ってます。
因みに世帯が多い順に並べた時の中間の順位になるのが1086万円で中央値、最も世帯が多く含まれる100万円以下の事を最頻値といいます。
平均値だけではデータの特徴は十分に掴まないということが分かったのではないでしょうか
という事で次回は平均値の次に見る『ばらつき』について見ていこうとおもいます